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週刊インドニューズマガジン INDIA this week サンプル
ID:P0001149
 

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 週刊インドニューズマガジン ---INDIA this week---
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--2003年4月第4週目インド・メジャーニュース誌からのトピックス--

【政治】
◆ウッタルプラデーシュ州
政敵の論戦が激化。互いを陥れようと激しい抗争が繰り広げられている。

◆前グジャラート州知事ハレン・パーンディヤ暗殺がもたらしたものとは
何か。

◆アヨーディヤ問題
裁判所は現状維持を命じ、民族奉仕団のサング・パリワールがかつての扇
動的な政治活動を展開。その実情とは?

◆インド宇宙研究機関
オーバー・ザ・ムーン:衛星の打ち上げに疑問の声も。

【経済】
◆エンロン
エンロン社崩壊後のダボールに未来はあるのか。

◆アパレル
オシャレを楽しむインド人男性に業界が注目。

◆インドの都市トップ10
就職状況や物価や収入などの生活水準から、天候や教育状況に至るまで、
インド各地の都市をランキング。トップ10に入った都市とは?

◆SARS 死の香り
SARS感染の疑いのある患者発生に、インド国内はパニック。

【教育】
◆パンジャーブ
英語を学ぶなら海外留学?パンジャーブでは英語学習の大ブームで学校の
設立ラッシュ。

◆学校が一大ビジネスに
過保護な親も満足の豪華な私立学校が急増中。エアコン、防音完備の音楽
室や自動洗浄トイレ、室内プールは当たり前!?

◆幼児のためのスクール
核家族や共働き夫婦が一般化し、月額3000から5000ルピー(約7500から
12500円)の無認可保育所が設立ラッシュを迎えている。

【地域】
◆活気のある町プーナ
デリーにもムンバイにも肌が合わない人は、知の町、情報科学の町、健康
の町、娯楽の町、鍛造物の町プーナへ!

【映画】
◆アイシュワーリヤ・ラーイ
アイシュワーリヤ・ラーイとサルマーン・カーンの愛憎劇。

【芸術】
◆再現された楽園
フマユーン廟前の広場に水路がはられ、400年の時を経て元の姿に。

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今週のピックアップ1【from politics and economy】
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オーバー・ザ・ムーン

インド宇宙研究機関(ISRO)は月面探査衛星の打ち上げを計画している
が、懐疑的な意見を持つけ専門家も多い。1回の打ち上げに必要な予算は40
億ルピー(約100億円)。米国のアームストロング船長が人類で初めて月面
に足を踏み入れてから34年の月日が経過している。この衛星の打ち上げは、
ISROの最優先課題なのだろうか。

前ISRO議長のU.R.ラーオ氏は、打ち上げの目的を絞り、良質で高度
な機器の導入することが不可欠であり、さらに、ミッションで得たデータを
有効に利用できる集団を作らない限り、打ち上げの意義がないと語る。

現実にデータを運用できる研究者はごくわずかしかいないし、打ち上げへの
予算はインフラ整備などの公共事業に回すべきと訴える専門家もいる。

一方で、大学やインド工科大学(IIT)の学生や研究所などと連携すれば
、若者が科学分野へ興味を示すようになるのではないかとの意見もある。

ISROは打ち上げに自信を持っているが、5年間で40億ルピーという支出
は国内の反対を受けそうだ。だが、中国でも同様の計画が行われているため
、ここでインドが成果を出せば、国民が自国に誇りを持つようになるし、結
果として若者が関心を示せば、科学分野が活性化されるかもしれないという
意見もある。いずれにせよ、ミッションに踏み切らない限り、インドの宇宙
開発事業の実績ができない。

非公式ながらカナダがインドの打ち上げに興味を示しており、外国との共同
事業にするという選択肢もある。3色の国旗を手に、インド人が月面歩行を
する日は来るのだろうか。(M)

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今週のピックアップ2 【from culture and fashion】
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アイシュワーリヤ・ラーイとサルマーン・カーンの愛憎劇

ある美女が恋人から受けた暴力を世間に訴えた。「私の健康のために、私の
心の平安のために、私の尊厳を守るため、家族の尊厳を守るために…もうた
くさんです」まともな社会が死に直面した美女を放っておくはずがない。し
かし、この女性は本当に被害者なのだろうか。彼女は、もっとしたたかだっ
た。

アイシュワーリヤ・ラーイは肉体的精神的暴力を受けたと世間に訴えた。心
身ともにアイシュワーリヤに夢中になっていた男がいる。俳優のビベーク・
オベロイだ。彼はもともと、好きになった女性にのめりこみやすい傾向にあ
った。実の父親さえ、息子がアイシュワーリヤに夢中になっていることを知
り「さらに大変なことになってしまった」と親しい友人に漏らしていたと言
う。

この話には、もうひとりの登場人物がいる。俳優のサルマーン・カーンだ。
彼は執拗なまでにアイシュワーリヤにつきまとった。ところがアイシュワー
リヤは、サルマーンが家族を養っていることや、ふたりの弟を業界に売り出
すために多くの資金を投じていることが気に入らず、親兄弟と離れて暮らす
ことを迫った。希望に応じられない時には、つれない態度を取ることもあっ
た。当然ながら、サルマーンはアイシュワーリヤという女性に夢中になって
いった。

サルマーンの弟は証言する。「彼女は何度も家に来た。家族のように接して
いたのに、サルマーンとの関係をはっきりさせることはなかった。それが兄
を不安にさせた。兄だって気持ちが知りたかっただろう。でもアイシュワー
リヤは一度もそれを口にしなかった」

映画業界もアイシュワーリヤに振り回された。シャールク・カーンとの撮影
に嫉妬したサルマーンは、現場に現れてアイシュワーリヤを連れて帰ったの
だ。もちろんシャールクは諭したが、彼女が聞き入れることはなかった。

それから数か月後のことだ。サルマーンはアイシュワーリヤの家のドアを何
時間も叩き続けていた。「そんな音は聞こえなかった」と自宅にいたアイシ
ュワーリヤは言っている。それまで恋愛関係にあったふたりがストーカーの
加害者と被害者になってしまうのはなぜだろうか。それは、アイシュワーリ
ヤがバッシングを始めたからだった。

「サルマーンとの関係は悪夢でした。終わってほっとしています」これまで
私生活も仕事についても語らなかったアイシュワーリヤが、突然、自分のこ
とを語り始め、サルマーン主演の映画出演を断った。トップを目指す女性の
したたかな作戦だった。

業界関係者は語る。「アイシュワーリヤはサルマーンが原因で2本のプロジ
ェクトを下りている。ひとつはシャールクの『Chalte Chalte(原題)』、
もうひとつはバンサーリーの『Bajirao Mastani(原題)』だ」結局バンサ
ーリーは、サルマーンの相手役に彼女を使うことをあきらめたが、当初から
高級娼婦役にはアイシュワーリヤしかいないと思っていた。アイシュワーリ
ヤと仕事をするプロデューサーは、いつサルマーンが現場に現れ、途中で彼
女が仕事を放り出すかもしれないと警戒している。しかしアイシュワーリヤ
本人は、自分は被害者だと訴えて世間の同情を買い、例の一件の後始末を済
ませてしまった。

ヒンディー語映画業界の頂点に立ち、映画1本で1500万ルピー(約3750万円)
の出演料を稼いでいるアイシュワーリヤに、デビュー当時の勢いはない。
アイシュワーリヤも30歳になろうとしている。フリティク・ローシャンの相
手役になるには厳しい。

本人も仕事を選ぶようになった。「本当に納得できる監督の映画にしか出演
しません」一度は世を騒がせた彼女も、次のボンドガールの出演交渉が来て
いるという。先日は、インド人女優として初めてカンヌ映画祭の審査員に選
ばれた。

デビュー当初のヒット作『Taal(原題)』を撮ったスバーシュ・ガーイ監督
は、「インド映画業界の10人に入る名女優。男性にも女性にも愛される稀有
な存在だ」と語る。彼女のしたたかさについても、「今の俳優なら珍しくは
ない」と言う。実際に、アイシュワーリヤは競演女優の場面を自分のものに
させてしまうこともあった。監督は続けた。「これはビジネスだ。大スター
であっても彼らは商品だから自己防衛するのは当然だろう」

アイシュワーリヤを起用しているデビアス社の広報部は、「インド人らしい
心を持ちながらモダンな一面のある女性はアイシュワーリヤ以外にはいなか
った。彼女はプロの仕事をしてくれる。私生活に問題はあったかもしれない
が、仕事には持ち込まなかった。コンセプトさえ気に入れば、最高の仕事を
してくれる。彼女の方からアイデアを出してくれたこともある」

それでもアイシュワーリヤはかよわい女性だ。痛みや怒りや侮辱や希望が渦
巻く世界に身を置き、また恋をするのだろう。

アイシュワーリヤ・ラーイ 年表
1994年 ミス・ワールド優勝
1997年 マニ・ラトナム監督『Iruvar(原題)』でスクリーンデビ
    ュー。
1999年 サンジャイ・リーラ・バンサーリー監督『Hum Dil De 
    Chuke Sanam(心のままに)』主演し一躍有名になる。続く
    『Taal』の大ヒットでボリウッド映画界No.1女優に。
1999年 恋愛が泥沼化。サルマーンのストーキングが発覚。アイシ
    ュワーリヤは関係を否定。
2002年 シャールク・カーンが『Chalte Chalte』から降板を言い
    渡される。
2002年 プロデューサー陣が再び出演を考慮に入れる。
    超大作『Devdas』の主演で、再びトップの座に戻る。この
    役で二度目のフィルム・フェア賞受賞。
2003年 サルマーンとオベロイの決闘。大怪我を負う。
    世界進出へ。私生活の泥沼化とは裏腹に、『OO7』のボン
    ドガールやカンヌ映画祭審査員の依頼を受ける。(M)

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【編集後記】
これまでのインド映画スター女優にとって【恋愛・結婚】の話題とは一種の
タブーであり、その終焉を予期されるものであった。しかし、現代さを持ち
備えた今日のスターはこれまでのそれとは明らかに変わってきていることを
印象付ける。インド映画の国際化の次は、インド映画スターの国際化が今、
まさに注目・期待されるところだ。(T)
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 本文はインド・メジャーニュース誌を独自に分析・編集したものです。
 発行当初は3週間程度の遅れを以って発行致しております。
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