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ID:P0001355
 

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■【英語版HBR】 35文字であなたの会社の戦略を語れるか? April 2008 	
Can You Say What Your Strategy Is?
▼英文はこちら
http://harvardbusinessonline.hbsp.harvard.edu/b02/en/common/item_detail.jhtml?id=R0804E
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■あなたは35文字以下であなたの会社の戦略を語れるだろうか?

■あなたの同僚や部下は同じ質問を受けた時にまったく同じ内容で回答ができるだろうか?

正直申し上げて、ほとんどのエグゼクティブは自身を持ってこの回答にYESと答える
ことはできないだろう。つまり、明確で、端的に戦略を語る文章を持っている企業は
産業のリーダーとなるものだ。従業員が簡単に社内でその言葉、文章を利用できる
ようになっている企業であれば。

この記事の中で、Harvard Business Schoolの Collis と Rukstadは、効果的に使える
戦略文の作り方を紹介している。例えば、St.LouisにあるEdward Jonesは戦略文を
うまく利用し、成功へと導いた。

どんな戦略文も目的の定義から始まる。あるいは、戦略を実行して達成すべき目標
が書かれている。多くの企業が無限の夢を持っているので、戦略の範囲、市場の領域
を定義することも重要だ。

恐らく最も重要なことは、自社の優位性を明確に語ることができるか、ということだ。
この自社の優位性こそ、戦略を実行して目標を達成する原動力になるのだ。

目標、戦略の範囲、自社の優位性を定義するということで、失うこともある。

・もし企業が、成長すること、企業の規模を求めるならば、収益性は優先順位が下がる
かもしれない。

・もし、法人営業を強化するならば、個人向けの営業は無視されるかもしれない。

・もし、その定義が、規模の経済に由来するならば、個人別の顧客へのカスタマイズした
サービスを捨てることになるかもしれない。

戦略を練り、文書化する前に、産業全体を注意深く評価することが必要になる。
この評価には、顧客のセグメンテーション、企業の付加価値の提供の仕方を
含むものである。

同時に、競合企業の現在の戦略と、今後とってくる戦略を研究することも必要だ。
成功の鍵は、企業の持っている力と顧客のニーズを結ぶ方法を見出すこと。
そして、競合企業ができないことをやること、である。

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【編集後記】

今回は戦略文の話だ。短い文章で、誰もがいつでも同じように戦略を唱える
ことができる状態というのは、理想の形だろう。

年初に戦略計画を立てたところで、社員がすべて、その戦略文を諳(そら)んじて
体に染み付くようにするには、時間がかかる。また努力が必要になる。

米国の京セラさんを見学させていただいた時に、米国でも朝礼を全社員で
行って、フィロソフィの発表を行ったり、アメーバと呼ばれる部門ごとに週に2回
ほどフィロソフィの勉強会を行っていると聞いた時には、やはりここまで徹底して
浸透させる努力をしなくてはいけないと感じた。

今回は戦略の練り方と戦略文の作成に重点がおかれているが、実際にその
戦略文をいつでも口をついてでてくるように、何度も繰り返し、組織に浸透させる
地味な努力を忘れてはいけないだろう。

後半で、成長を求めると収益率は優先順位が下がる、という話がでてくる。
もしこれが稲盛哲学で言えば、「売上を最大限に、経費を最小限に」という
フィロソフィと齟齬が出てくる。
つまり、成長をしたからと言って、収益性を下げるようなことはせず、常に経費
を最小に、経費を最小限にせよ、ということだ。
これによって高収益な企業を創っていくフィロソフィになるということだ。

例えば、「売上を最大限に、経費を最小限に」という言葉はとても短い言葉だが、
この文の中に企業の戦略行動の基準ともなる内容が入っている。

戦略文の作成と浸透は企業の力を最大限にしてくれるだろう。
あなたの会社でも、戦略文の作成、浸透は行っていますか?

【山口憲和 連絡先】
メール mailto:norikazu_yamaguchi@nifty.com
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