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=== Weekly Ito Masahiko ===============================================
週刊 伊藤雅彦
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■「本能寺は変」
光秀は思っていた。なぜ、信長は秀吉ばかりを可愛がって、私を可愛がって
くれないのだろう。
給料だって秀吉の方が光秀の10倍以上もらっているのだ。
ふところで草履を暖めていたことなのか?
それにしてもこのエコひいきはひど過ぎるような気がする。
時は戦国時代、つまりは何でもありの命のやり取りをする時代であり、
強いものが弱いものを征服していくのは正しい行為なのである。
いつなんどき、光秀が信長に滅ぼされても文句の言えない代わりに、
光秀が信長に刃を向けても良いはずだ・・・・。
と考えを巡らしていた。
ある日、光秀は秀吉と密会をしていた。
「どう思う、信長のこと。」
光秀がいきなり切り出した、秀吉は言う
「まあ、少し短気だが、いいんじゃない?風当たりはあの人が受けるわけだし。
今トップになると危ないと思うよ。」
まあ、もっともな意見である。光秀もうなずいた。
そう、今、信長を倒してトップの座に就くといううのは大きなリスクを伴なう。
それよりは?2、?3の座で時を待つということなのである。
ただ、秀吉も?1の座を狙っているということがわかったので、安心しつつ時を
待つ事にした。
事件はそれから3ヵ月後に起こった。
信長は例によって中国地方へと目を向け、秀吉の部隊と光秀の部隊をそれぞれ
派遣したのだ。
京は手薄・・・。しかし、光秀はさらに悩んでいた。秀吉に相談したくても
できない。
ピリピリピリ、ピリピリピリ。
けたたましい音が鳴り響く。目の前には何やら黒いものが。恐る恐る手にとってみる。
ボタンらしきものが数多く並んでいる、音は鳴り止まない。
とにかく何か押すことによって鳴り止むかと思い、手当たり次第にボタンを押してみる。
すると、音は鳴り止み、そのかわりに声が聞こえるではないか
「もしもーし!!もしもーし!!」
何だこれは?不思議に思いつつも耳を当ててみる。
「すみません、突然のお電話〜。」
甲高い声が響いてくる。
「何じゃこれは?」
「えー、今少しお時間いいですかぁ〜?」
「何の用だ。」
「えー私決して怪しいものではありません、あなたにすばらしいお知らせをしたい
と思いまして〜。」
「すばらしい知らせ?どんな」
「はい、あなたは旅行とか興味ありますかぁ〜?」
「旅か・・・しょっちゅうしておるわい。」
「えーそうなんですか〜?海外とかも結構行ってたりするんですかぁ〜?」
「海外?バテレンやら明やらのことだな、まだ、行ったことはない。」
「そーですかぁ、ならば、ぜひこの機会にぜひ、行ってみませんかぁ〜?
今なら、素敵なプレゼントがつきますよぉ〜。」
「何じゃ、プレゼントってどういう意味だ?」
「はい、すばらしい贈り物ですよ。」
「贈り物・・・。貢ぎ物のことだな、で、何をくれるのだ?」
「それは、旅行までのお楽しみなんですぅ〜。で、今なら中国3泊4日29800円
なんですよぉ」
「中国?馬鹿にするな!!中国は海外ではないぞ、今から秀吉と共に行くところだ。」
「へー、お友達に秀吉さんという人がおられるんですかぁ〜?じゃあ、お友達も
誘って2人旅いかがですかぁ〜?」
「いや、2人というか・・・2千人というか〜」
「え?2千人、団体様ですね?大歓迎ですわ。ぜひ、ご利用ください。
1人20000円までサービスさせていただきますから。」
「だから、その20000円っての何?円って?」
「は?円は日本の通貨ではありませんかぁ〜。またまたぁ〜からかわないで
くださいよぉ〜」
どうも話がかみ合わない。一体何だというのか?もしや敵の陰謀か?
それならばうかつに乗ってはいけない。
「とにかく・・・何だかわけがわからん・・・切るぞー」
「いえ、少々お待ちください。では、お客様の望みをかなえますから何とか
2千人分の旅行は、我がエスツーリストヘ・・・。」
「ほう、何でも望みがかなうとな?」
「はぁ、出来ることでしたら。」
光秀は秀吉に相談しようとしていた悩みの解決を頼みたいと思った。
「実は今、非常に悩んでいることがある、今、自分の主人は京の本能寺におる、
そして私はそれを攻めたいと思っている。同僚の秀吉はやめとけと言うのだが、
どーしても討ちたいのだが、どう思う?」
しばらくの沈黙の後、声の主はこういった。
「何〜か本能寺の変にそっくりですねぇ〜。」
「本能寺の変?何じゃそれは」
「歴史で習ったんですが、織田信長という人が、明智光秀という部下に裏切られ、
夜襲をかけられて死んでしまい、明智光秀が天下を取ったというお話で・・・。」
う?何でこいつは私たちの名前を知っているのだ。
もしや、予知・・・まじないの類か。ん?天下を取った?つーことは・・・。
やれということか?そうなのか?!
何だかわからないが力が光秀の体にみなぎってきた。
「ありがとう!勇気が出てきた。」
声の主はしかし、何かを思い出そうとしていた。
「何だっけ・・・何かそれの続きがあったようなぁ〜。」
しかし、光秀はいてもたってもいられない。
「わかった、わかった、こうしてはいられない。では・・・・。」
と走り去ろうとしていた、いよいよ主君討ちに向かうのだ・・・。
その後姿を追いかけるがごとく声の主は。
「あっ!思い出した〜。明智光秀という人はねー、その後豊臣秀吉という人に
とても怒られて3日後に農民に殺され・・・。」
時すでに遅し・・・歴史は・・・変わらなかった・・・・。
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(付録)今週のおまけ情報(不定期ですがいろんな情報を)
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☆今週のおまけ情報1はちょっと気になるグルメ情報。
デパートの物産展で見かけて衝動買いしました、ふぐの卵巣の糠漬け
ふぐの卵巣!!死んでしまうのでは?と思いきや、そうではなく、
きちんと解毒されていて、古くから石川県では保存食として重宝
されているらしいです。
で、感想・・・からーい!塩からーい!いわゆる「さばのへしこ」
と似た味付け、ですから一気食いは無理。
焼酎をやりながらちょぼちょぼ行くかお茶漬けがお勧め。
めずらしもの好きな人はいいかも知れません。
☆今週のおまけ情報2は今流行の株の話。
私も中長期株主なんですが、最近ではデイトレとか言う一日に何回も売り買い
して、稼ぐやり方があるようです。でもデイトレは企業の財務健全性や相場
などは無視して値段が下がれば買い、上がれば売り。9割の人が含み損を
抱えているとか。でも株はそんな短期投資ではありません。
最低半年はその株と付き合う気持ちでしっかり選択をするべきだと思います。
毎日上がり下がりするのは当たり前です、でも急に下がったからあせって
狼狽売りをするなどは以ての外です。先日のライブドア騒動で損をしたのは
そういった損切り組です。今の相場はそんなに弱くないですから、自信を
しっかり持って、突き進みましょう。
今私のお気に入り株はYKT(JQ)という会社の株です。
昨年から持っているのですが、財務健全性は良好、チャートは長いボックス
を形成中ですからまあデイトレには向きませんよ。優待でQUOカードを
もらえるし、配当もいい感じ。まだまだ持っておきたいと思います。
みなさんも、自分のお気に入りの株を見つけて永いお付き合いを。
四季報は宝を探す地図みたいなものですよ。
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【週刊 伊藤雅彦】 (毎週金曜発行)
発行者 :伊藤雅彦 vrosaka@yellow.livedoor.com
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