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 最新!!ブレスヴォイストレーニング通信/週刊プレス サンプル |
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ID:P0002481 |
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【「最新!!ブレスヴォイストレーニング通信/週刊プレス」 サンプル版
−BREATH VOICE TRAINING LAB.−
みなさん、こんにちは!
福島英自身が選りすぐった講義・レッスンから、役立つトレーニング方法、
考え方、世の中でアーティストとしてやっていくために心に刻んでおきたい
言葉など、最新会報を週刊プレスとしてお届けいたします!
今の時代どうすべきかのヒントが満載です。
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本日のテーマ
◇歌を壊す/表面のコピーと芯の取り方/挑戦
◇サークル意識/「レッスンとは」
◇「体と声−現実のアーティストに学ぶこと」
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◆歌を壊す
昔から、最終的に伸びたと思う人は、ここで歌い方を壊すことを
専らやっていました。歌にするために歌を壊すのです。
壊すことで作られた歌からいったん自由になるのです。
自由になると呼吸が大きくなる。一度その呼吸とかその声を持って、
それを全部忘れたあとに鼻先で歌うみたいなことをやる。
これは最初から鼻先で歌っているものとは、説得力が違うのです。
どういう発声を手に入れるかということではなく、そういうふうに
体に抵抗感があったり、否応無しに息が必要とされる状態に
トレーニングでは置いておくのです。
歌うときはそんなことは忘れてやればよいのです。
強さと柔軟さというのは、両立するものです。
日本の一般的なトレーニングでいうと、強いといえば雑になるし、
繊細さといえば単に弱くしてしまう。
そこで、トレーナーが注意するのは、愚かなことです。
長い短いとか、強い弱いということであまりに左右されすぎている。
そこしか気づかないからでしょう。
結果として、客がどう聞こえたかということが問題です。
それは実際の流れの中から決まってくることです。
他分野の芸、落語とか舞台の掛け合いの中でも、
かなり強く声を出しているはずです。
◆表面のコピーと芯のとり方
ここではコピーの勉強をしているとは思っていません。
できるだけ深く聴き、盗むことが大切です。
仮にレッスンでどんなにうまく対応できたとしても、肝心なのは
自分の歌のレベルです。もっと次元の高いことをやろうとすると、
そこでブレイクスルーを起こさなくてはいけないのです。
要は、今までの自分の声、感覚、考え方では、起きないようなことを
そこで起こさなくてはいけないのです。
そうすると、それを起こしている人のものを聴いて、
その間にあるようなものを見ていくようになります。
自分の方に引き寄せてやっていくのは、カラオケの人の歌です。
しかし、どんなにのど自慢に出る人が何百回その歌を歌っていようが、
ゲストの1回の歌の方がうまい。それは体と感覚の違いです。
真の上達のためには、感覚も体も向こうにあずけなくてはなりません。
何事も待たなくてはいけません。
どんな世界でも、高いレベルのことをやろうとすると、待つ時間が必要です。
その期間というのは、できないというジレンマがずっと続くのです。
それには二つあって、一つは感覚のこと、二つ目は、感覚はあっても
声がついていかないということで、声のことです。
ただし、感覚があっても、こんなものだろうという感じで声を動かしている
くらいでは、体とか声のベースが身についていかないのです。
本来、声の芯をつかんで動かしている人に比べて、表面的だけを取って
動かしている人は通用しないのです。
ところが日本では、音響技術に頼っているだけで通用しているのが現状です。
ピアニストであれ、ギターリストであれ、その中での力の使い方、
特に強い力をどういうふうに働かせるかということは、
音色を作るときの一番の条件なのです。
歌の場合はそれがいらなくなってきています。
ですから、外国の歌に対応できないのにできているように思う。
そのために、ずっとできない。そこが原因なのです。
ドラムでいうと、ハイハットばかりを叩いて、バスのところは
全く触れないでリズムを叩いているようなものです。
それでも日本の場合はステージがもつのです。
だから、体から声を出すという必要性がほとんどありません。
もっと難しいのは、必要がないのに関わらず、音が取れたら
それで成り立ったように聞こえてしまう。
歌がその人の呼吸にならないところです。
歌の形は取れるし、音は取れるし、声は取れるし、きれいには歌える。
しかし彼らが持つような表現力、説得力は出てきません。
その部分がどこまで必要とされているのかということはわかりません。
現代の比較的、声が弱い若者において、そこにチャレンジするということは、
どのくらい意味があるのだろうかともいえます。
ただ、声がきれいとか、歌がうまいということに関しては、
どんなに若くても、18歳くらいで決まるのではないかという気もします。
そこまでにもかなり能力差があります。
3、4歳くらいから音楽を始めている人とは明らかに入っているものが
違います。そこに唯一、勝てる部分があるとしたら、そういうところでの
くりかえしによるトレーニングだけです。
いろんな学校から、生徒の歌声なども聞かされていますが、
表面的に歌っているだけ、評価の対象にもならない。
リズムと音程もとっているだけのレベルです。
あの程度であれば、何も勉強しなくても、もっとうまく歌える人は
たくさんいるのです。その辺が学校の限界だと思います。
中途半端に若くて、中途半端にルックスがよく、中途半端に歌えるだけで、
見本になっている。それはそれでよいのでしょうが…。
ある年齢になってきたら、どういうスタンスで舞台をやるかということに
対し、体や感覚に対する必要性を感じるために聴くことです。
足らぬことを補うために聴いていくことが大切です。
でも聴いたこと自体はそんなに大きく変わりません。
どんなに本を読んでいても、作家にはなれない。
その聴くレベルがどこにあるのかということが大切なのです。
そのレベルを自分で判断し、構成し、編集し、直し、自分で一つの世界と
して整理しなくてはいけないのです。
そこの部分で客観的な視点を持つために、第三者の作品とか優れた作品を
見て学ぶことをしなくてはいけません。
◆挑戦
たまに勉強しなくてもできていく人がいます。
でもほとんどそうでない99%の人たちは、曲をどういうふうに捉え、
どう直すべきかという、自分の評価眼をきちんとつけていくことです。
それとともに、自分というものを知っていくことです。
何でもできるようになると思うかもしれませんが、
何でもできることというのは、世の中には同じようにできる人がいたり、
そこの部分ではもっと優れている人たちがいるのです。
自分は他に何があるのかとか、どこの部分をより磨けばよいのかと
いうことが大切なのです。
昔は基本を身につけ、それからできるだけ全部を磨いた方がよいと
いっていたのです。しかし今はそういうことではありません。
一人で作っていくという時代ではなくなってきたからです。
他の人が作れない部分だけを自分が受け持って、自分が他の人よりも
劣っている部分に対しては、もっと優れた人をどう見つけていくか
ということです。その時代ときちんとリンクしていかないと、
世の中には認知されないのです。
他の人から刺激を受けるのはよいのですが、それは自分の作品を
作るためのものです。今は全体的に、そういう生き方とか、考え方とか、
動き方ができていないことの方が心配です。
トレーナーが日祭日を費やして、優先しているのに、生徒がそれを
優先しないということは、トレーナーの人生にも負けているのです。
その日、それよりも有意義なことをやっていたらよいのですが、
大してやっていない。
伸びた人というのは、ここ以外でもかなりやっているのです。
その辺での限界の問題、考え方が大きいと思います。
一日のありとあらゆる時間を、自分の仕事以外は全部そこに賭けている人と、
そうでない人との伸びることの比較をしてみても、仕方がないのです。
引き受けた以上は何とかしてあげたいと思っているのです。
ただ、どうしてそう考えるのか、そう行動するのかと思うことが
多すぎるのです。本当に優れるためには、他の人がやっていないことを
選んでいかなくてはいけない。
その繰り返しです。昔はどちらかというと、誰もやらない厳しい方を
選んでいた。
アマチュアの劇団とプロの劇団というのは、気迫が違います。
一目見ればわかる。
あるワークショップに講師で行くと、今売れている劇団の人がたくさん
来ています。彼らは違います。殺気帯びています。
そこに対する挑戦意欲と、そこから何でも学びたいという貪欲な姿勢が違う。
ステージを安心して見られるなどというのは、そこに大して精神力も体力も
高まっていないからです。
◆サークル意識
実際にお客さんを目の前にしてやるといっても、サークルとか身内の中で
許されている雰囲気に慣れてしまったら、第三者が大勢つめかけたところで
やっている人にはかないません。音楽でも芝居でも厳しい世界です。
多くの人を長時間惹きつけ続けるというのは難しいことです。
それは個人の魅力からともいえますが、芸に打ち込んできた姿勢から
トータルに出てくるものでもある。
若い頃はハッタリでやらなくてはいけない部分もあります。
最初はハッタリでもよいのですが、それがきちんと宿ってくる人と
宿ってこない人がいる。
それが宿ってこないと次のステップには進めないのです。
そのスタンスをどうとっていくのかということに、
特にやり方があるのではありません。
日々の生活や日々の勉強、それ以上に場に対する一つの執念、
こだわりみたいなものが決めていく。
今は合宿もやらないし、オーディションもやらない。
それ以前の状態で本人が挑んでいない。そんなことをやってあげても、
単にやったということにしかならないからです。
全員がそういう道を歩めるのではない。
そういう道を目指しているのでもありません。
ただ、勘違いしてはいけないのは、そこに行ったらとか、そこでやっていたら
そうなれると思うことです。そこに行かなくてもそうなれる方法はあるし、
そこに行っても、普通はなれないということです。
ただ、それを本音で突きつけられる場がない。
一人でやっていたらわからないことは、世の中にたくさんあります。
特に歌とか声、表現に関しては、人に問うてみて始めてわかってくることも
多いのです。ここでは、それをまるごと、ゆがめずに突きつけ続けたい。
どこでも、そういうスタンスが取れなくなってきていることが、
現在の一番の問題だと思います。誰か一人すぐれた人に認められたら、
世の中というのはやっていけるのです。
それにはどういう条件が必要かを考えればよいのです。
今の時代には何が必要なのかということを、自分の周りの人からも
学べるものは多いと思います。
◆レッスンとは
レッスンというのは、自分では気づかないこと、見えないこと、聞こえない
こと、あるいはもっと根本的に入っていないことを気づかせるところです。
私がプロのベテラン歌手と、全くの素人を同時にやっていけるというのは、
レッスンの中心をそこに置いているからです。声をどう入れていくかということ
でいうと、日本ではプロも初心者も大して変わらないことが少なくありません。
でも今までに経験がある人は、イメージで与えたことをすぐに取り入れて
パッと出す力があります。そういう人は早く進んでいく。もちろんカラオケが
うまい程度ではない。ステージできちんとお客さんを満足させることくらいは
できる人の場合です。
ではなぜそういう人がここに来るのかというと、自分に足りないことを
補ったり、若い人を育てなくてはいけない、あるいは海外で通用したいという
志があるからです。外国に行っている人もずいぶん見てきましたが、留学しても
習得は難しい。それは日本人としての条件を、向こうのトレーナーがあまり
わかっていないことが多いからです。
それは当たり前の話で、優れた人であればこそ、うまく教えられないのが普通
なのです。しかし、私なら最低ラインのことは教えられるのです。海外で優れて
いる人というのはもう10歳くらいでプロ並みに歌えています。そういう感性や
アンテナがあるか、ということが絶対的なことなのです。
アンテナが1本しかない人に対して、アンテナを10本にすると、ヴォイス
トレーニングをやらなくても、その人はかなりのレベルまでいきます。例えば
小さい頃テレビを見て、そこで一緒に踊っていた人と、そういうところでは何も
感じず、20歳過ぎてから歌をやりたいという人では、そこまでに入っているもの
が違うのです。ですから、一本もアンテナがない人はアンテナをもつこと、
アンテナの少ない人は、その数を増やしていくことからです。
レッスンはオンしていかなくてはいけません。
今まで成果を出してきたなかで、半分の人は、どこでも成果が出せた人と思い
ます。ここには最初から優秀な人も来てくれた。あとの半分は、ここで音楽を
始めて、かなりのレベルにいった人です。
レッスンに対してトレーニングというのを、一人でこつこつやっていかなくて
はいけない。そこが一番難しいのです。
◆体と声−現実のアーティストに学ぶこと
自分がバカ正直に歌ってみたらどうなるかということを、体と声だけで
きちんと知った上で、声を抜いたり応用をしていくことです。最初から好き勝手
に歌っていくと、何が応用なのか、どこが個性なのか、どこが真似なのかが
わからなくなります。
発声をマニュアルで捉えてもわかりません。方法がわからなくなったら、現実
の一流のアーティストの中ではどうなっているのだろうと見るべきなのです。
例えば、腹式呼吸がわからないといっても、私は実際に彼ら外国人歌手のお腹
を触らせてもらったり、息を吐いてもらったりしてきました。すると優れている
人は、クラシックの人のと同じ息なのだとわかるのです。
確かに表現形態は違います。でも声を扱うということに関して、人間の体の
使い方はそんなに変わらないのです。二つの肺があって、声帯があるという
ことは、世界共通のことです。
ただ、文化、表現形態や歌のジャンルになって、歌というのは応用になる
のです。楽器として、人種が違う、顔の形が違うということもあれば、
演奏として押さえて歌いたい人や張って歌いたい人もいる。場の使われ方でも
大きく違ってきます。
一流の歌い手を聴いてみたら、みんなが共通して持っている息がある。
トレーニングをして、そういう息が獲得できれば、そういうふうに歌える可能性
が高まる。その可能性を大きくするのがトレーニングの目的です☆。
そのやり方が正しいとか、間違っているというものではないのです。
そもそもトレーニングというのは、そのやり方で検証することはできません。
そのとき何をやったからこうなったということは、誰にでも当てはまることでは
ないのです。かなりの数と年月から直観的に導くしかないといってもよい。
だからトレーナーが正しいといっても間違っている場合が多い。それは自分が
やった方法が正しいと思っているからです。他の人にはそれよりも正しいやり方
があるかもしれないのです。
私が恵まれたのは、そういう歌い手とともにトレーナーをたくさん見てきた
ことです。またいろんな人を10年間、通じて見る機会に恵まれたことです。
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◇最新!!ブレスヴォイストレーニング通信/週刊プレス
◇URL:http://www.bvt.co.jp
◇Mail:info@bvt.co.jp
発行/編集:ブレスヴォイストレーニング研究所 編集部
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