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【一目均衡表倶楽部 株式レター】
2007/09/23 第78号
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1.相場コメント
2.一目均衡表罫線講座
3.個別銘柄解説
4.読者の窓口
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△1.相場コメント
(株)経済変動総研 細田哲生
図1へのリンク:日経平均株価日足均衡表(Infoseek Moneyより)
http://ichimokusanjin.hp.infoseek.co.jp/mmimg2/2007092301.gif
前回コメントでは「目先の騰落であっても上げは楽観できない事、週明けからの
下落、特に週足先行スパン下限に頭を抑えられる場合には警戒を要す」と述べま
した。
9月18日の陰線は日足基準線、転換線からの下放れの可能性を孕んでいたものの、
翌19日にはこれを否定し大きな陽線をつけました。8月17日安値から12日、12日と
いう変化日であります。9月20日高値16491円まで伸びたものの21日続伸とならず、
結局21日終値では日足遅行スパンの好転も明確とは言えません。何とか週足先行
スパン下限を割らずに終わっているのでありますが、これによってますます9月25日
変化日、10月4日変化日の重要性は増しました。
週明け日足均衡表は9月3日高値を上抜かなければ、中ごろから基準線、転換線と
もに上げ始めるのでありまして、この二線を割り込むようでは今後遅行スパンの
好転、先行スパンを上抜くことの困難さは容易に理解されるでありましょう。
9月25日、10月4日からの一本の上昇でこれらが解消されるとは直観できず、その
場合も見合いの継続か、下げ相場を考えた方が自然であります。上昇していく場合
は25日までの上昇力が大事でありまして、中途半端な位置では10月4日からの急落
に繋がりかねません。当面は細かく、注意深く対処する必要がありまして、神経を
使う相場展開が続くでしょう。
計算値は9月3日のV値が17540、9月11日のN値が16923でありますが、現時点
でこれらの計算値を考慮する意味合いは少ないものと考えます。むしろ遅行スパン
が好転するか否かという局面ですから、8月16日陰線の高値16296、9月11日の基準線
16268を相場水準として考慮すべきと考えます。
従って上げていくならば16268×2−15780(9月18日安値)=16756は最低でも
取る必要があるでしょう。これは先行スパン上限に見合う値段でありまして、その
意味でも9月18日の陰線は上げを期待するには不要であります。
次回コメントではより明確になることを期待します。
さて竹内先生の「株価予報」が発売となっています。今回私の均衡表講座では
月足変遷についてコメントしています。既にこのメールマガジンでも解説済みであ
りますが、ニュアンスの異なる文章をお読みいただくことも参考になるかと思い
ます。ご一読ください。(9月22日記)
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△2.一目均衡表罫線講座
(株)経済変動総研 細田哲生
《第60回》
前々回は「窓埋め」、前回は「短いスパンの均衡表」と飛んでおりまして、今回
からしばし「順張り、逆張り」について述べたいと思います。
随分飛躍しているようですが、私の中では繋がっておりまして、ローソク足、
短いスパンの均衡表についても後日必ずコメントしますのでしばしお付き合いくだ
さい。
順張り、逆張りという言葉は無論昔からある言葉だとは思いますが、近年はやり
の売買手法解説、あるいはシステム売買信仰の広がりから一般的にもよく聞く言葉
となりました。色々と私なりに批判もありますが、ここで順張り、逆張りについて
考えてみることは決して無駄ではないことに気がつきました。方向性とは何か、
そしてこれを判断するということはどういうことか、非常に単純にしてくれるので
あります。
先ず基本的な説明から始めましょう。図をご覧下さい。1は順張りの一般的な
売買ポイント、2は逆張りの一般的な売買ポイントであります。
図2へのリンク:
http://ichimokusanjin.hp.infoseek.co.jp/mmimg2/2007092302.gif
1の変動における高値Bを上抜いたDのポイントは順張りの買いでありまして、
一般的には高値更新で買いという経験則が知られています。鍵足の転換サイン、
新値足などがそうでありますが、CDという上げに対する「順」であります。
この売買ポイントは観念的には絶対的と言いえるものでありまして、Bの高値を
上抜くこと自体が、BCが押しであったことを結果的に証明するものであるために、
非常にオーソドックスなものと言えるでしょう。
2の変動におけるCは1と比べれば非常に曖昧であります。押しの限界を自ら
定めて決めたポイントCを下げ止まりとみなして買うのでありまして、BCという
下げに対する「逆」と言えるでしょうか。
順張りでの売り、逆張りでの売りもまた同様でありますが、一般的に誤解され
やすいのは順張りの買いで入ったら、順張りの売りでなくては(決済)ならない
という思い込みであります。
1の場合はD以降の値幅を、2の場合はC以降の値幅を期待しての買いであり
まして、この事を期待できなくなる決定的な現れを確認するまで売らないという
ことでは困るのであります。
均衡表では基本的に三波動構成でどこまで上げるべき相場かを考えますから
基本的には出口は「逆張り」ということになるでありましょう。
図3へのリンク:
http://ichimokusanjin.hp.infoseek.co.jp/mmimg2/2007092303.gif
CDの上げに対する売りでありますが、厳密には「張る」という表現は適当では
ありません。既に張ったものを決済する出口なのでありまして相場における売買の
場合、変動を見極めつつ自ら出口を定めねばなりません。順張りであろうと逆張り
であろうと買ってからどれだけ利益出来るかは絶対的なものではないのであります。
一般的に博打で「張る」場合には結果はその都度出るのでありますが、相場の
場合は必ずしもそうではない、今回はこの点のみ確認ください。
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△3.個別銘柄解説
(株)経済変動総研 細田哲生
《個別銘柄雑感》
図4へのリンク:新日鉄日足均衡表(Infoseek Moneyより)
http://ichimokusanjin.hp.infoseek.co.jp/mmimg2/2007092304.gif
新日鉄(5401)
前回雑感として9月21日までに800円を達成出来ねば下げ相場を考えた方が良いと
述べました。
800円乗せは今年2月21日でありまして、ここから147日目が9月21日、8月17日安値
から13日の上昇に対し、9月4日から13日目という変化日でもあります。21日800円
を超える826円をつけていますが、丁度先行スパン下限位置、遅行スパンも好転でき
るかどうかという位置でありまして、下放れの懸念が消えたわけではありません。
ただし続伸し900円を達成できるようならばその後の調整如何で適切な売買ポイン
トは見出せるかと考えます。場合によっては7月23日を中心点とし、2月21日までの
時間を対等数としてモミアイを演ずることも考えられますが、この想定も続伸ある
場合のことであります。ここで押しを入れないということは重要でありまして、
押しを入れた場合と入れぬ場合では先行スパン上限の影響力がまるで変わってしま
うことは見れば判るのであります。
先行スパンの交差うんぬんを言う人が多いのですが、二本の先行スパンの抵抗帯
は薄い方が容易に上抜けるのでありまして、ここからの変動はやはり大事と考えます。
押しの許容範囲は転換線まで、それ以上の下落ではいけません。
図5へのリンク:トヨタ自動車日足均衡表(Infoseek Moneyより)
http://ichimokusanjin.hp.infoseek.co.jp/mmimg2/2007092305.gif
トヨタ自動車(7203)
反発すべきポイントで反発しない、出発すべきポイントで出発しない変動が意味
することを考える必要はあるでしょう。
この変動も日足では重要な位置にありまして、下げ相場でないにせよ上げられる
状態とは思えません。
読者から次のようなお便りを頂きました。
「4543:テルモ ですが、良い上離れをしているように見えますが 如何でしょうか?
月足では59〜60ヶ月の対等数値でN値をとり、調整に入ったように見えたので警戒
していたのですが、大きく下げることがありませんでした。日足では2006年10月26日
をもみ合い起点とすると183日目同水準から一度はなれ、今回の相場急落で大きな
陰線が出たものの、従来のもみ合いに戻り(200日目)201日目から再度放れたよう
に見えます。
月足では多大なる時間を残しているため、今回のハナレで直近E値をとりその後
良い形で押しを入れることができれば再出発を期待できるのではないだろうかと
考えています。」
次回コメントしたいと考えますが、この位置ではなかなか安心して買えるとも思
えません。週足の時間関係と計算値をお調べください。
良い形で押しを入れることが出来れば当然今回の放れ自体に独立性を確認できる
ことになりますが、ここまでの騰落は激しいだけに楽に入り口を見出せないので
あります。
(9月23日記)
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△4.読者の窓口
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なお紙面の関係上、頂いたすべてのご質問にお答えできません。
また「○○株を持っているがどう思うか?」といった個人的なご質問は
ご遠慮願います。あらかじめ、ご了承下さい。
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一目均衡表倶楽部 株式レター
2007/09/23 第78号
発行日 毎週日曜日(5週目・年末年始・GW除くおよび追加発行あり)
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