 |
 |
ピーターバフェットの水・金曜配信 No.117 (警戒-継続です)
******************************************************************
2008年1月4日(金)
本日の相場
日経225 14,691.41(-616.37 ) 本日の最安値は14542.58 (-765.20)
TOPIX 1,411.91 (-63.77 )
東証1部出来高は14億2425万株、売買代金は1兆7985億円。
225は4.03%の下落。TOPIXは4.32%の下落。マザースは4.67%の下落。
2008年大発会の日経平均は記録的な大幅下落。日本市場休場中の米国市場
では、WTI原油先物が一時、初めて1バレル100ドル台を付けたことに加え、12
月のISM製造業景気指数が47.7と好不況の分かれ目となる50を大幅に下回る
47.7となり、6ヶ月連続の低下。さらには11月の住宅販売の結果にもさらにショックで
米国経済の先行きに不透明感が強まったことで、スタグフレーション懸念が広がっている。
年末年始に進行した米国株安、原油高、円高を受け、大発会の日経平均は昨年
末比152円安の水準で寄り付いた後、徐々に下げ幅を拡大し、一時765円という
下げ幅を記録。東証一部上場銘柄のうち、1662銘柄が下落するという文字通りの
全面安となった。年末年始に109円割れという急激な円高を受け輸出関連株全般が
大幅に下落する中、米国依存度が高いことや、昨晩米国で発表された12月の米国
内自動車販売台数が伸び悩んだことから、特に自動車株の下げがきつい。日産自動車
は全車両15%の軽量化達成の前に株価の軽量化が実施されているようです。
米国の投資ファンドを中心とする連合が9000億円強の買収金額を提示していると
伝えられた大東建託は終日売買停止となった。
今夜は米雇用統計に注目。さらに暗いとまた円高の可能性ありです。
*********************************************************************
投資の視点:
歴代日経平均ワースト 上位5です。
1位 1987年10月20日 21,910.08 -14.90%
2位 1953年3月5日 340.41 -10.00%
3位 1970年4月30日 2,114.32 -8.69%
4位 1971年8月16日 2,530.48 -7.68%
5位 2000年4月17日 19,008.64 -6.98%
(参照:http://www3.nikkei.co.jp/nkave/about/down.cfm )
(歴代の上昇率ランキングは http://www3.nikkei.co.jp/nkave/about/up.cfm)
大発会から波乱に充ち満ちた相場展開となりました。メルマガでもNYの下落を待って
からの投資にしましょうと何度も書いてはきたけど、NYが本格的に下げる前に、東京
株式市場はこれでもか、これでもかとタタキ売られているのが実態でしょうか。国内投資家
が業績下方修正銘柄をみんなでボコボコに売りまくるようになった東京株式市場。
世界からみたら、いつまでたっても上昇しない東京株式市場はゴミの固まりみたいな
株式市場に世界から思われているかもしれない。みんなで悪玉をタタキ売っているように
も思えます。こんな状態でNYがドル安の裏返しで金や原油、商品相場の投機ゲームで
ワッショイやって未来の、どこかで暴落までの間の時間稼ぎをして楽しんでいるように
思います。次の地獄を見るのは東京ではなく彼らでしょう。 1987年10月19日(月曜)
の大暴落を決して忘れてはいけない。日経「私の履歴書」(今年1月3日付け)で
グリーンスパンが回想しているように、NY株式市場は1日で22.5%下落した日があった
ということ。史上最悪の暴落が起きたこと。翌日、つまり1987年10月20日の東京株式
市場では1日で14.9%下落したことを忘れてはいけない。10%下げた1953年のスターリン
ショックを超えた下げだった。15%の下げというのは今日の4%の下げの三日分以上を1日
でまとめて下げることを意味する。今日の下げたところからの15%下は225指数で12487。
つまり今日の引けから2200ポイント下げることを意味する。大暴落が起きるときというのは
ドル安(or暴落)、債券安、株安というトリプル安になること。世界の資金が行き詰まって
どこにいいかわからなかくなった時。世界の投機市場でバブル商品が史上最高値を更新
して天井をつけバブル相場を崩壊、破裂させてしまうとき、「暴落」という暴力的価格調整
が行われるということ。原油最高値、金最高値。CRB指数最高値更新といった状況が
永遠に続くわけがないし、破裂しないバブルなど一回もなかった。どこかで破裂する。
----------------------------------------------------------------------------------------------
結論:
今NYがさらに下げるまで買いは慎重にしましょう。原油、金投機市場のバブル崩壊まで
慎重に行動しましょう。東京株式市場は世界の不透明感からしばし調整が続くでしょうが
今年後半は十分調整をしまくった東京株式市場に海外バブル崩壊で逃げ出した資金が
どっさりやってくるやもしれません。あきらめるのは早いですね。最後に笑う奴が勝った奴。
参考までにブラックマンデーの翌日の日経225指数は9.3%の上昇。
----------------------------------------------------------------------------------------------
相場の視点としての論点を整理すると:
----------------------------------------------------------------------------------------------
Negatives:(弱気材料、売りの視点)
●世界の金融業界ではサブプライムをきっかけとしたクレデジットクランチはまだまだ終わって
ない。
●米国のインフレ懸念、金利引き下げ阻害要因、スタグフレーションのリスク増大。
●北米の景気減速から、次は上海バブルの崩壊、イギリスバブル、ユーロ圏バブル、そして
新興国バブルの破裂と連鎖的に起きる可能性がでてきたこと。
●東京株式市場は内需に景気点火する前に失速してしまった。それを織り込んでいる。
●中小企業をイジメ倒してきた。景況感が一回もゼロ以上に浮上しないまま下落開始。
東京株式市場はそんな日本を織り込みつつあるのかもしれない。
●東京株式市場は去年の11月22日の安値14669.85を下回り、底抜けしてしまった。
下値模索状況となって次の目安は2006年のライブドアショック後の下げの6月13日の
14218.60でしょうか。もしNYが10%以上の暴落となれば、一瞬にして2006年の東京の
安値も切っていくでしょう。
-------------------------------------------------------------------------------------
Positives:(強気の視点、買いの視点を無理して考えてみると)
●サブプライムの問題状況はまだ続いているが、世界の株式市場ではほぼ織り込んで
今は時間調整と最後の中規模の悪材料消化しようと待っている状態。それが出れば
再び上昇開始するだろう。
●世界の景気は今どこも減速気味。スピード調整をしている。インフレ懸念がピークアウト
すれば、米国はあと、2回から3回の利下げするだろうし、米株式市場は再び反騰開始
するだろう。
●北京五輪後の中国景気を心配する人が多いけど、中国には五輪プロジェクト並みの
プロジェクトは他に20っ個近く進行中。何も心配は無用。
●原油は100ドル突破で世界の産油国。業界関係者も証券業界も笑いが止まらない
くらい大儲けしてる。 そのお金を今度は投資に振り向けるだろう。
●原油は100ドル突破でゲーム終了ではなく、150ドル説がもう世界を歩き回っている。
ドル安が続く限り、この投機市場は地獄にいくまではバラ色の相場が続く。
●東京株式市場はもう十分下げた。下げすぎとも言える。配当利回りからみた
バリュエーションからも相場はいつ反騰開始しても遅くはないし、次NY株式が暴落しても
東京株式市場は限定的だろう。
●109円割れの円高。日本企業は1ドル=80円という地獄の相場を体験してます。
そのときのことを考えると109円なんて天国と変わらない。
◎もし2008年、NY株式、欧州株式、上海株式、その他の新興国のバブル崩壊が
一つの確実性の高いシナリオなら、東京株式市場はひょっとして、前半下げるとしても
終わってみたら、世界の株式市場でトップのパフォーマンスになる可能性がある。
「東京株式市場は何の魅力もないからアジア市場に投資してます」とせせら笑って
いる外人投資家達はひょっとしたら、泣いて後悔する年になるやもしれない。
(実はこれが僕の今の相場シナリオです)。
*********************************************************************
テルモ(4543)最強の銘柄の一つ。パフォーマンスではトヨタよりすごい。
相場が暴落したとき、狙っていきたい銘柄ですね。
●肝臓、内蔵、手足の血管を調べる診断用ガイドワイヤーで国内シェアが65%と圧倒的。
●6期連続営業最高益見通し。国内では同業他社が苦戦しても売上高総利益率を
5年前の48%から前々期に54.9%、前期は55%ほどに改善。
●厳しい国内市場でも営業利益は毎年5%以上の成長率。さらには成長率の高い海外
売りあげを伸ばしている。 44%から50%超えと。。逆転。
●海外での営業利益は2002年3月期にはたったの40億円。前期には170億円近く
稼いだ。4倍近い伸び。
●中国イやンドでの売上げは+56%増。中南米は+35%増。東欧は+25%増。
●世界最細の0.2ミリの注射針(ナノパス)は痛みのない注射。疑うならお尻に撃ってみて!
●国内、海外、地球上のどこの病院でも感染症が怖い。テルモの感染症防止付きの
医療器具がどんどん伸びている。
●厚生省の医療費削除、病院経費削減のトレンドに中にテルモの商品がある。
カテーテル技術を使って手術を使うと早く退院できる。
●この会社のすごいとこは全事業分野が伸びていること。海外の地域も全部伸びて
いること。そしてシェアを高め、テルモの高度な先端医療機器を売っていること。
●前期、売上高営業利益率は21%もある。
●経常利益も580億円 700億円、800億円
●EPSも2007年3月期の185円から今年219円、来年は254円。
*********************************************************************
2008年の注目銘柄その2。
東京墨田区での第2東京タワー建設が夏から始まる。
610mの高さ。東京タワーやランドマークタワーのほぼ2倍の高さ。 3年後完成予定。
展望台は450mの高さ。
●電気興業(6706) 598(-13)
大型通信アンテナの製造・工事。地上デジタル放送関連で注目。高周波焼き入れ
技術にも特色。アンテナは次世代高速無線通信の需要獲得に努力中。
鉄塔は風力発電ブームで期待できる。
東京タワーを建設したのはこの会社。第2東京タワー建設工事開始で受注急増間違い
なし。 筆頭のスティールパートナーさらに買い増しかも。
売上高営業利益率は10%近い。合格。 PERは15倍。予想配当利回りは4.68%もある。
PBRは1.06倍。高値1430円前後からすでに半値以下。下落率は58.2%。調整メドの
61%にほぼ接近。信用倍率は1.18倍と ほぼ均衡。今日日経225が765ポイント下げ
たのに、電気興業はホンの少し下げただけ。もう下げに強くなっているのかもしれません。
*********************************************************************
2008年の注目銘柄 その3。
「北京五輪」「メタボ対策法令執行」「国際M&Aのターゲット候補」という三つの
キーワードのある銘柄。
アシックス(7936) 1493(-117)
売上げ、営業利益、経常利益、税引き利益どれも右肩上がりで上昇中。
売上高営業利益率も10%近くあって投資対象としては適格銘柄。
1200円以下での買いが望ましいが、そこまで下げるかどうか。
現在PERは19.8倍。予想配当利回りは0.54%。
ナイキ、アディダス、リーボック各社の世界のマーケットシェア争奪戦の中で確実に
シェアを上げているのがアシックス。北京五輪で注目するファンドマネージャーがいて当然。
筆頭株主のUSBロンドンIPBsegregated accountというのはどこのファンドの保有なのか
調べてみたいね。USBロンドンをイギリスのカスタディアン(信託銀行に相当する)にしてる
IPBという会社のアカウントの一つなんでしょう。他のアカウントも合計すると、四季報で
出ている数字の2倍保有してるかもしれないね。
*********************************************************************
2008年の注目銘柄その3.
北京五輪関連株は春に前から世界の誰もが注目する。このテーマで優良株を求めるなら、
ソニー、松下、シャープでしょう。
技術的には優等生。業績は全く期待できない株なのでまじめな投資家には推奨できません。
池上通信機(6771)というのがあります。
北京五輪の裏銘柄.
世界のプロ用業務用放送機器市場はソニーと松下が双璧。でも池上通信機も伝統ある
会社。中国の放送局との関係深し。
今年の本命株、東芝が筆頭株主、20%保有。
*********************************************************************
来週のスケジュール:
1月4日(金)大発会。TOPIX 浮動株比率定期見直し発表。
米12 月雇用統計、12 月ISM 景況指数(非製造業)
1月5日(土)ネスレ日本がインスタントコーヒーを11%値上げ。
1月7日(月)日本の12 月新車販売、決算:イオン・松屋・イズミ、オーエスジー。
アトランタ連銀総裁講演(「米経済見通しについて」)、
CES 国際家電ショー(〜10 日、ラスベガス)
1月8日(火)決算:ローソン・良品計画・サイゼリヤ・ガリバー、インターナショナル・ファミリー
マート・創建ホームズ。
米11 月中古住宅販売保留、米決算:KBホーム、
フィラデルフィア連銀総裁講演(「経済見通し)
1月9日(水)決算:エービーシーマート・リンクセオリー・エコス・ダイセキ環境・パルコ・
サカタのタネ。
英中銀金融政策委員会(〜10 日)、MBA住宅ローン申請指数、
米決算:アルコア、 ブッシュ大統領 中東地域訪問(1/9 にイスラエル入り
1月10日(木)12 月オフィス空室状況(11:00-、三鬼商事)、11 月景気動向指数(速報)
決算:7&iHD・ファーストリテイリング・スター精密・F&A アクア・マルエツ・ダイエー・
Jフロントリテイリング壱番屋・宝印刷 KDDI・ドコモ・ソフトバンク1 月の携帯電話
純増数と累計契約数を公表、武藤日銀副総裁 金融経済懇談会で講演。
ECB 理事会、米11 月卸売在庫、12 月チェーンストア売上高。
カンザスシティ連銀総裁講演(「米経済見通し
1月11日(金)12 月景気ウォッチャー調査、12 月マネーサプライ、12 月銀行貸出動向
決算:スギ薬局、キューピー。 米11 月貿易収支、12 月財政収支。
米決算:インフォシステクノロジーズ、 米中間業績報告:ベストバイ
週末:米北米自動車ショー(1/13 に報道機関向けに開幕、1/19-27 が一般公開、
デトロイトで開催、長豊汽車など中国の自動車メーカー5 社も参加)
******************************************************************
編集後記:
信用取引をされてる人は十分注意してくださいね。現物株を保有してる人も誰もが
いまやられている状態。もう腹をくくって嵐が去るのを静かに待ちましょう。経済。
企業分析、産業界動向。チャート分析、四季報分析等々、学ぶことはいっぱい
あります。大損こいて撤退する場合はしょうがないですが、相場は下げてばかりと
相場から離れると、もう相場はわからなくなってしまうもの。どんな状況であれ、相場と
つきあってこそ、相場が見えてくるというもの。朝のやってこない夜はない。
春のやってこなない冬はありません。ただ冬が長すぎるよね。うんざりですね。
優良株がここまでボロボロに売られているのですから、買いはやはり優良株からでしょう。
今夜も韓流ドラマで相場のお勉強です。!? グァンサンウのファンですね。
「天国の階段」最高だったですね。もう一人の俳優で「サマービーチ」全8巻に出てくる人。
これもおもしろい。ビデオ屋ではいつも誰か借りてるね。
ああ、日経CNBCで1時間半の特別番組が始まりましたね。
******************************************************************
ピーターからの読者へのメッセージです。現在、二つのメルマガも募集中です!
タイトル:ピーター・バフェットの株式投資作戦 月曜版
マガジンID:P0006138
発行周期:毎週月曜日(5週目・祝祭日・年末年始除く)
購読料:1500円/月(税抜)
申し込みは http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/61/P0006138.html からです。
発行元メールアドレス:job123x@aol.com
(原則 月曜のみですが、時間があるときには火曜にも臨時配信する予定。
月曜、火曜の日経記事。マーケットの話題。明日の日経記事から注目企業)
---------------------------------------------------------------------------------------------
タイトル:ピーター・バフェットの株式投資作戦 週末版
マガジンID:P0006139
発行周期:毎週日曜日(5週目・祝祭日・年末年始除く)
購読料:2500円/月(税抜)
申し込みは http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/61/P0006139.html からです。
発行元メールアドレス:job123@aol.com
(原則 日曜のみですが、時間があれば土曜にも臨時配信する予定です。
金曜夜の欧米株式の結果。そしてアナリストレポートからおもしろい銘柄。土曜、日曜の
日経記事や他の情報から翌週月曜上昇期待の銘柄。ファンドマネージャーとしての
過去の失敗談や成功話等。)
******************************************************************
投資は常に十分注意しながら、自分の判断と責任で行いましょう。
新規に購読申し込みされた方は必ず、登録メールアドレスを使って簡単な自己紹介を
お願いします。持ち株相談のためです。プライバシーは絶対厳守です。
購読してる人からの問い合わせとそうでない読者の区別がつかないからです。
追伸:
銘柄相談への返事が少し遅くなってます。ごめんなさい。
銘柄相談では必ず会社名、コード番号、引け値、購入株価を書いてくださいね。
ピーター・バフェット(文責)
job123x@aol.com
|